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発達障がいの大学生とよく話題になる「ストレスコーピング」とは?

先日、ジョブジョイントおおさかで、ストレスコーピングをテーマとした勉強会を実施しました。ジョブジョイントおおさかの利用者さんはもちろんのこと、大学生さんのご相談もお受けすることが多くストレスコーピング(ストレス対処)についてお悩みの方は多いです。

そんなこともあり今日は講座で実施したストレスコーピングの内容を少しだけご紹介していきたいと思います!

ストレスのしくみについて

ストレス反応が出るまでの仕組みに少し触れてみます。ストレス反応が出る前にまずストレスと感じている原因(ストレッサー)が存在します。たとえば「上司からきつく注意をされた」などといった人間関係もストレッサーに含まれます。図にあるように「ストレッサー」を「認知」することで、「ストレス反応」が出るといった仕組みです。

ストレス反応は人によって異なります。風邪をひきやすくなったり、疲れが取れないなどと言った身体症状に出る方、気分が沈んだりイライラしやすくなったり気持ちに出る方、睡眠リズムが崩れたり、お酒を以上飲んだり、浪費が多くなったりといった行動面に現れることもあります。

体の反応を知ろう(自分の疲れサインを知る)

先ほども触れましたが、ストレス反応は人それぞれです。自分がストレスを感じたときにどのような反応(症状)が出るか知っておくと、自分がストレスフルな状況であることに気づけていないときも、体が出してくれているサインで気づくことができます。

書籍や私自身の経験からいくつか項目を挙げてみました。
私の場合は、頭痛の頻度が増えたり、睡眠の質が落ちて夜中に起きることが多くなったり、お腹の調子が悪くなったり、手先が冷えやすくなったり、コーヒーを飲みすぎてしまったり…考えてみると色々出てきました。皆さんはいかがですか?

対処方法(リフレッシュ方法)を考えよう

サインを見つけたとき、そのままにするのではなく、自分の体を大切にして休ませてあげたりリフレッシュしてあげることが大切です。ストレスフルな状況が続いてしまうと、健康面にも影響が出てきます。

まずは自分がリフレッシュしているときってどんなときか、すこし思い返してみましょう。自分の好きなことをしているときが該当するかもしれませんね。

その次に自分のリフレッシュ方法を検討して、コーピングリストをつくってみましょう。
今回は大学や職場など、外でもできるコーピングリストを中心に私も考えてみました。表にあるように、手や顔を洗う、好きなにおい(アロマやハンドクリーム)をかぐ、飲み物を飲む、場所を移動するなどは手軽にできるのでおススメです。

リフレッシュ方法のときに大切なこと

最後にリフレッシュ方法を考えるときや、実際にやってみるときのコツです。

その時に自分がやりたいことすきなことを中心に選ぶことが大切です。また発達障がいの方はとてもまじめな方が多く、日々の生活や仕事で「やるべきこと」を優先してしまい、「やりたいこと」が後回しになりがちです。毎日20時~21時は自分の好きなことをする(リラックスタイム)として設けてもいいかもしれませんね。

ただし、好きなものはついつい熱中してしまうもの。やりすぎにも注意です。睡眠不足などになると日中の活動にも影響がでるので、時間をきめてやることがよさそうですね。

 

お一人で色々試してみてもうまくいかないこともあるかもしれません。そんなときはぜひ、周囲の人に相談してみてください。大学生の方なら家族や友人、大学職員さんやゼミの先生などが相談にのってくれるかもしれません。
ジョブジョイントおおさかのご利用者さんはぜひスタッフにもご相談くださいね(^^♪

今回は講座の内容を一部抜粋して、ご紹介してみました。少しでも参考になれば嬉しいです。

(スタッフ岡本)

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