資料請求 見学・相談会申込 お問い合わせ

【toiro】実録発達障がい15・これまでを振り返る

年があけてしばらく、私の住む町では先日、どんど焼きを終えたところです。お正月期間に一区切りをつけたのをきっかけに、新年の行動に向けてこれまでのことを振り返ることに決めました。toiroにて掲載されているmashimoさん、星明さんの記事を拝見していて、私もこれまでの出来事を大きく捉え、自分の考え方を見直したいと考えたのも理由です(皆さまもどうぞご覧くださいませ)。

 

とはいえ振り返ってみた内容は、今までと似通っていることかもしれません。
まず「私たち発達障がいの人が持つ体質の大半は、対処できるし使い分けもできること」。それから「私たちの行動や発信、そのほかの要因で、世の中は変化していくこと」。

 

前者については、toiroで私がお話しさせていただいているいつものお話です。今のところ発達症がいそのものを治すことは難しいですが、対処方法はいくつも提案されています。

後者についてはもっとわかりやすいかもしれません。何しろ私が小学生だったころには「発達障がい」なんて言葉自体がなかったんですから。それが今はどうでしょう、当時の事情を知らない方に「どうして(佐元が)小さいころに発達障がいだって気づかなかったんですか?」と訊かれた母が困りかえったことがあるくらいです。多目的トイレもヘルプマークも、商業施設で電車でバスで、ずっと多く見かけるようになりました。

そしてこれらの変化は、提案されてきた対処方法や要望によって起こったものです。

 

自分の発達障がいのことがわかってから随分時間が経ちましたが、私たちをとりまく環境はよくなってきています。今も残っている改善したいことは、この先実現していくことができます。

そして2024年、新しい年の活動はこれからです。今年もこれからも、皆さまの1年が良いものでありますよう!

+++++++++++++++++++

コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
アバター画像

発達障がい当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障がいに関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障がいへの対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障がいとのつきあい方」などの記事を作成しています。