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【toiro】世界の真ん中には自分がいる?

タイトルをご覧になって驚いた方、まずは失礼いたしました。そんなことある? ってお思いかもしれませんね。

おっしゃるとおり、世界が「自分を中心に回っている」ことはありません。なんでも自分の思いどおりになったりはしませんし、他の人には他の人の考え方や気持ちがあります。

 

ではどういう意味なのか? 少しだけ説明のお時間をいただきます。

世界が自分を中心に回っていることはありません。けれども「世界の中心に自分がいる」のは本当のことです。

 

私たちは、自分の目や耳を使って世の中のことを感じ取っています。感覚に関わる機能、それらから入ってきた情報をまとめる脳は、人によって違っていますから、受け取った情報によって頭の中に作り上げる世界も、人によって少しずつ異なります。

同じ場所で同じ話を聞いていても、聞き取った内容が人によって違っている、なんてことは、皆さまご経験がおありではないでしょうか。

 

(「私中心の世界」については、過去にこちらの記事でもお話をさせていただきました)

 

つまり「世界の中心に自分がいる」とは「私たちはそれぞれ違う体を持っているから、体験できる世界も人によって少しずつ違うのは自然なことですよ」ということ。

同時に「自分の世界は自分の体験からできているよ」「だから起こったことの意味も自分の考え方ひとつで変えられるよ」という、とてもシンプルなことなのです。

 

だからもし、嫌なこと・辛いことがあったとしても「〇〇のせいで私は辛い目に合っている」と思い続ける必要はないわけです。

どうやってこの場を離れたらいいか? 誰かに相談しようか? 辛くてもここにいると決めたなら、どうやって辛さを軽くしようか?

できることはたくさんあります。なんといっても、自分の世界の真ん中に、私たちはいつもいるわけですからね。

 

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コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
須藤真理子(Suto Mariko)

発達障がい当事者。地方都市でピアサポートグループの活動を行っています。
当事者の視点から、自分で試してみた情報の共有や周知活動に参加しています。
主な内容は「食生活と発達障がいの関係」「実際に役立った・便利だった二次障がい対処法」「日常生活での気づき」など。
好きなことは、絵を描くこと・物語を書くこと。
「二次障がいでつらいとき、ものづくりにエネルギーを使う」のは、かなり実用的な対処方法だとお伝えしたい次第。