高槻の世界自閉症啓発デーイベントで登壇させていただきました!
高槻では、4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせたイベントが毎年開催されていて、今年は「僕が飛び跳ねる理由」の映画上映とミニトークが開催されました。
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/event/113579.html
今年のテーマは「合理的配慮」。
当日のイベント後半に開催されたミニトークでは、30分ほどお話しさせていただき、先日のコラムで書いた合理的配慮の内容を中心に、資料を使ってお伝えさせていただきました。
自閉症は「見えない障がい」でもあるため、ご本人の困っていることや手伝ってほしいことを周囲が理解するのに難しさがあります。
また、「自閉症」と同じ診断があっても特性や困り感は一人ひとり違いがあり、ここに合理的配慮の難しさもあるように思います。
30分のミニトークでは、コンビニや高槻市内での事例を交えながら「視覚的な手がかり」の必要性や周囲環境の調整を少しだけすることで自閉症の人は生活しやすくなることをお伝えさせていただきました。
また、ミニトークの最後にはYahoo!記事で紹介された研究論文を引用させていただき、「障がいのある人との関わり」についてを話題にさせていただきました。
日本は諸外国と比べて障がいのある人との関わりが少なく、近隣や身近な場所に障がいのある人がいることも少なく、「障がいのある人との接点が少ない」ってことの現状が合理的配慮を難しくしているのかもしれないです。
そう考えると、小さい時からや教育課程のなかで障がいのある人との接点を増やしていくことが合理的配慮のハードルを下げ、結果的には共生社会の実現に近づくようにも思います。
まとめにもありますが、自閉症の方の特性は一人ひとり違って十人十色であり、合理的配慮は一人ひとりに応じた環境調整が必要でもあり、それには自閉症の方との接点を増やしていくことが望まれます。
共生社会の実現のために大切となる合理的配慮について、一人ひとりが自分なりのできることで考え続けていけると理想に思い、ミニトークではそんなお話をさせていただきました。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました!