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【toiro】猫に学ぶ発達障がい23・誘惑から距離を置く

Hello, everyone. 今日も我が家の猫は元気です。元気に事件を起こしています。

カリカリ音がすると思えば、どうやら台所の引き出しをひっかいて開けようとしている様子。過去にはキャットフードの袋を食い破り、母の上着で爪をといで穴をあけた猫です。対処を考えねばなりません。

 

しかし言葉の通じない猫に限らず、相手の説得が難しいことはあります。相手どころか自分の意思でさえ、思い通りにいかないことはあります(夜9時過ぎのチョコレート、寝る前のスマートフォン、といった類のものです)。

こんなとき皆さまは、どのように対処していらっしゃるでしょうか。

 

我が家での対処方法は実に単純「物理的に遠ざけること」です。

目につくおやつは中の見えない棚にしまいます。寝る前にスマートフォントを覗いてしまうなら、夜の間は別室で充電しておき目覚まし時計は別に用意します。

意思の力だけでなんとかするのが難しいときは、こんなふうに、小さな対処方法を次々試してみるのがよさそうです。少なくとも、自分の弱さを責めて落ち込むよりは、よっぽど早く済むようですから。

 

それで、猫のことはどうやって遠ざけたのかって?

ぬいぐるみで猫の気をひいている間に、引き出しにテープを貼って固定したことで、猫による引き出しへのちょっかいは今のところ止んでいます。

「説得や意思の力でどうにもならないときは、物理的に遠ざけることが効果的」。これは猫相手にも当てはまるようです。

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コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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発達障がい当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障がいに関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障がいへの対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障がいとのつきあい方」などの記事を作成しています。