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【toiro】実録発達障害16・説明するのが難しい

感覚過敏。五感で受け取る感覚が必要以上に鋭すぎる、というこの状態、なかなかに説明しづらいものです。昨今では「味覚を共有できるスプーン」なるものが開発されている話もお聞きしますが、五つある感覚すべてを他の人と分かち合うのは、まだまだ難しい状態です。

そう痛感した出来事について、今日はお話をいたしましょう。

 

先日、知人Aさんから「聴覚の過敏で、耳がちぎれそうなくらい辛い」とのお話を聞きました。耳栓やイヤーマフがありますよ、とおすすめしてみたところ、こんなお返事が帰ってきました。

 

“耳栓やイヤーマフを使っても全然駄目だったんです”
“今までの対処方法で役に立ったのは、イヤホンをつけて大音量で好きな音楽をかけることです”
“好きな音楽や動画の音を聞くのは辛くありませんから”

 

……私が考え込んでしまった理由を、既におわかりの方もおいでかもしれません。
お察しのとおりこの理由、そのままお伝えしてしまうと、誤解を招く可能性があるのです。

 

「自分で出す音・再生ボタンを押す音は怖くない」。これは音に対する心構えができるからです。いつ・どれくらいの大きさで・どんな内容の音か予想できれば、ある程度音量があっても落ち着いて受け取ることができます。
ただ、こうした事情をご存じない方から見たらどうでしょう。
「自分の好きな音は楽しそうに聞いている」「なのに、周りの音にはうるさがって目くじらを立てる」……こう取られてしまうこともあるわけです。
(残念なことに、この件はまだ解決していません。Aさんの耳に合うアイテムが見つかることを願うばかりです)

 

感覚過敏の私たちは、毎日の暮らしで大変な思いをすることもあります。かといって、周囲の方々の事情をおいてけぼりにしていいかといえば、これもやっぱり違うわけです。
自分の体質についての正しい知識。誤解を解くために伝えられる事情。感覚過敏そのものへの対処方法。これらを日々持ち歩きながら、体質とつきあってゆきたいものです。

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。

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