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自立訓練プログラム「発達障がいの方が生活スキルを学ぶ講座、ライフスキル倶楽部とは?」

ライフスキル倶楽部って何?

自立訓練では、週に1回、「ライフスキル俱楽部」という講座を実施しています。
今まで手厚く保護されていた学校という枠を卒業して、一社会人として自立していくために必要なことを毎回取り上げています。内容を大きくジャンルに分けると次のような感じです。

① 日常生活に関連すること
② 社会生活に関連すること
③ コミュニケーションに関連すること
③ 自己理解について

自立訓練の2年間で目指すこと

ライフスキル倶楽部では、これから社会へ出ていくために必要なことを 「①知る→②学ぶ(やってみる)→③身につける」と、順を追って皆さんにお伝えして、それぞれのスキルアップに役立てていただきたいと思っています。

1年目の講座は、「①知る」ことからのスタートです。今まで親に任せきりで、気にも留めなかった自分の周りのことに、まずは気づいてもらうことが目的です。

2年目は、基本的に同じ内容を繰り返し再アプローチします。1回目で知ったことを家で実践したり、理解を深めて「②学ぶ(やってみる)」につなげていただけていると嬉しいですが、前回の内容を振り返ることで、また新たな気づきを得ることもあるようです。
自立訓練は2年間という有期限ですので、個人差はありますが、主に「①知る→②学ぶ(やってみる)」が中心になってくるかと思います。 その先の 「③身につける」 は、ご家庭や就労移行の 「勉強会」 などで、実生活の中でどう活かしていくか…という視点で実践から学んでいただけたらと思います。
社会人としての自立に向けて、確実に一歩ずつ経験を積み上げていただきたいと思っています。

 プログラム内容の工夫

年間スケジュールは、ほぼ固定されておりますが、世の中の流れに乗り遅れないよう、よりリアルな内容をお伝えするために、定期的に見直しを行っています。

また、文字や口頭説明だけではわかりにくいので、「YouTube」や、「NHK for school」などを活用させていただきながら、できるだけ動画を取り入れるようにしています。 

その他、「アイロンがけ、裁縫、炊飯、食事マナー」など、プログラムによっては実践形式で行ったり、スタッフの体験談などをお話に盛り込んだりして、少しでも興味を持っていただけるような工夫を取り入れています。

一例のご紹介

では、プログラムを一つご紹介しましょう。
4月/10月の年2回、「ライフスキル度チェック」を行っています。一つ一つの質問に対して、わかりやすい例を挙げたりしながら、各自10項目×10問、合計100問の質問に答えていただきます。それを点数化して、自分が 「できていること」 と 「できていないこと」 を確認していただきます。
その中から、少し頑張ればできそうかな…と思うことを選んで目標を立てていただく、といった内容です。
自分の日常を振り返ることで、自然と自分の 「得意な分野」 と 「苦手な分野」 が見えてきます。この講座は、「自己理解」 につなげていただくことが狙いです。

(自立訓練スタッフ)