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【toiro】休日こそ「早起きは三文の徳」

新年が明けて、あっという間に1か月が過ぎてしまいました。

今年、大阪の年末年始は比較的暖かく穏やかだったのですが、ここにきて強い寒波がやってきましたね。大阪でもうっすらと雪化粧の朝、カチコチに凍ったアスファルトを恐る恐る歩いて通勤していると、身体に力が入って肩が凝ってしまいました。冷え切った空気の中から、暖かい部屋に入るとホッとはするものの、寒暖差が繰り返されると、結構身体に堪えるものです。おまけにコロナやインフルエンザが流行っており、そろそろスギ花粉が飛び始める時期でもあります。一年中で、最も体調を崩しやすい季節かもしれませんね。どうか皆様もお気を付けください。

 

さて、いつものことながら、お休み明けというのは、なんだか体がだるくて、仕事や学校に行くのが億劫になったりするものですが、皆さんはいかがですか? 特に今頃のように寒い季節は、朝、布団から出るのもつらいですね。

特に長期のお休みだと、リフレッシュのために普段ではできない旅行に出かけてみたり、ちょっと遠出をしてみようと考える方も多いと思います。また、家にいて、時間に追われることなく、自分の好きなゲームをしたり、録画しておいた番組をまとめて見たりと、ゆったりと過ごす人もいるでしょう。人それぞれのやり方で、せっかく休暇中にリフレッシュしたのに…、睡眠不足を解消しようとしっかり寝たのに…、なぜか明日からまた仕事だ、学校だと思うと、憂鬱な気分になり、体がだるいなあ、しんどいなあ…となってしまう。これはどうしてなのでしょうか。

 

これらの原因は、いつもと違う生活パターンを過ごすことで、体内リズムにズレが生じてしまうことにあるようです。体内時計がズレることで、時差ぼけのような症状を起こし、それが体調不良の引き金になっているのですね。

平日は、朝決まった時間に起きるのだけれど、休日になると遅寝遅起きということはよくあることですが、この平日と休日の就寝時間、起床時間のズレが、体内リズムを崩している原因の一つであり、専門用語では「ソーシャル・ジェットラグ」(社会的時差ぼけ)と言います。このズレが大きいほど体内リズムが乱れやすくなるようで、ズレを小さくするには、休日の過ごし方が大切になってきそうです。

以前、ライフスキル倶楽部で「睡眠」について取り上げたときに、「朝、太陽の光を浴びることで人間の体内時計がリセットされる」ということを学びました。睡眠リズムが乱れてきた時には、早めに起きて朝日を浴び、そして朝食をとるのが良いのだそうです。

 

「週末は夜更かししたとしても、朝はいつも通りに起きる」、ということを心がければ、休み明けの体のだるさが、少しは改善できるかもしれません。このあたりが、昼夜逆転などの生活リズムの乱れを改善するヒントにもなりそうですね。 

皆さんも今年は体内時計を意識して、休日も少しだけ早起きしてみませんか。

 

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コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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発達障がいのある二人の成人の母+就労支援事業所の支援員。
2人を育てた経験を活かし、自閉症スペクトラム支援士、ペアレント・メンターとしても活躍中。
最近は、ドラマを見ながら眠ってしまって結末が見れない母のために、それを見越して、そっと録画予約をしておいてくれる優しい息子と娘に感謝する毎日です。