【toiro】自立訓練からゆっくり始める働く準備
ジョブジョイントおおさかは、就労移行支援の前段階の利用として位置付ける「自立訓練(生活訓練)」があります。就労移行支援と同じく、2年間使える有期限の障がい福祉サービスで、ゆっくりとしたペースで働くための準備をすることができます。
利用対象は、「焦らず将来のことを考えたい人」「ゆっくり働く準備をしたい人」「働く前にたくさんの経験をしたい人」などなど、年齢や学歴問わず、色んな人が利用可能です。
3つの自立訓練コース
自立訓練のコースは3つ。
スモールステップコース、チャレンジコース(高槻のみ、)、個別コースのコース分けがされていて、一人ひとりのペースで参加することができます。
スモールステップコースでは、高校卒業したすぐの人や社会人経験のある人、自分に自信がもてない人、対人面や人間関係に不安や心配のある人、不安な気持ちをうまく切り替えられない人など、色んな人が自立訓練を利用されています。
また、チャレンジコースは高槻のみで実施してますが、色んなことを楽しみながら経験したい人が来られていて、特別支援学校を卒業した人も多く来られています。
個別コースにおいては、集団でのプログラムに入りにくい人向けのコースとして、まずは個別活動で通所することに慣れ、生活リズムを整え、スタッフとの関係性ができてくる中で、スモールステップなどの集団プログラムに移行する方向性で利用をされています。
職業訓練というよりは生活面の訓練
自立訓練は、職業訓練というよりは生活面の訓練をするといった意味もあります。仕事に必要なスキルも学びますが、社会人として必要になる対人コミュニケーションや得意苦手を知る自己理解、生活リズムを整えたり相談するスキルを身につけるなど、生活していく上で必要となることを学ぶことも多いプログラムとなっています。
大人になると自分で自分のことを決めることが増えるような気がしています。でも、自分で決めるには経験していないと決めれないとか、自信がないと決めれないこともあって、そんな生きていくための土台づくりを自立訓練では提供しています。
就職するまでの準備期間は一人ひとり違っていいわけで、ゆっくり準備するのももちろん良いことですので、自立訓練から始めたいなぁという方は、ぜひ見学会にお越しいただけたら嬉しいです。
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就労移行支援・自立訓練の見学相談会は、毎週開催中! ぜひ、お気軽にお申し込みください。
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コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。
ジョブジョイントおおさかの所長。
障がいのある人の地域生活支援の仕事をして15年。就労支援に限らず、生活支援・余暇支援・お子さんの支援など、ライフステージごとの支援に携わってきた。趣味は、登山、散歩、読書。現在は、北アルプス登頂目指してマイペースにトレーニング中。