【toiro】良かれと思ったらまず相談
「良かれと思って」。残念なことに迷惑がられる意味合いで使われることの多い言葉です。役に立つんじゃないか、状況改善になるんじゃないかと思ってやったことが余計なお世話だったときなどでしょうか。やらかした側が言い訳に使うのは全くよろしくないことですが、善意がうまく通じないのはなんとも切ない状況です。
更に残念なことにこの状況、私には身に覚えがあります。発達障害当事者であるところの私と、相手の快不快や判断基準は結構な頻度でずれているからです。自分の考えだけで行動すると、余計なお世話を連発しかねません。かといって時と場合によっては、なにもしないことこそが周りの人を不快にしてしまうこともあります。どうしたものでしょうか。
どうしたものか、などと言いましたが、簡単な対処方法は既にあります。
「これはお役に立てるんじゃないかな」と思いついたら、その場の責任者に「〇〇してもいいですか」と相談すること。
お返事が「いいよ」ならそうすればいい。「だめ」ならやめればいい。これだけです。
大切なのは「本当に相手にとってよいことをしたいのかどうか」。
もし「だめ」と言われてムッとした気持ちが出てきたら「相手のためと言いながら、実は自分がやりたかっただけ」の可能性があります。そんな気持ちを自覚して、今は行動しないでおこうと心に決めるだけで済みます。
「良かれと思って」が相手にとってよいことなのか、判断に迷うことはよくあります。ものごとの見え方が違う以上、私がそうなってしまうのはある意味自然なこととも言えるでしょう。だからこそ行動の前に「良かれと思ったらまず相談」のひと手間をかけようと決めているのです。
もし「良かれと思って」にお悩みの方がいらしたら、このお話がお役に立てば幸いです。

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。










