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【toiro】実録発達障害32・記憶の穴あき?

先日「思い違い」とはいかなるものか、絵に描いたような出来事に遭遇いたしました。

 

私がイベントの受付で来客応対をしていたときのことです。

所用で席を外したあと戻ってくると、預かっていた小銭の内訳が変わっていました。離席前、お客さまにお釣りの返却が必要な手続きが残っていたはずです。代わりに誰かが行ってくださったのかもしれません。

私は傍にいたAさんに声をかけました。

 

私「お客さまにお釣りを返却してくださったのですか?」
Aさん「はい、しましたよ」
私「その両替のことって(Aさんから私に)おっしゃっていましたっけ?」
Aさん「はい、言いました」

 

私は混乱しました。Aさんとそんな会話をした記憶がなかったからです。

内容を忘れるならともかく、会話自体が記憶にないとはどうしたことでしょう?(笑いそうになった方はもう少しだけお待ちください)

 

混乱したまま帰宅した後、私は母に事の次第を話しました。
私の話を聞き終えて、母はしばらく考えた後こう言いました。

 

「あなた以外の人に伝えて返金しましたよ、ってことなんじゃないかな」
「あなたは席を外していたんだよね? 返金のことをAさんは言いようがないし、あなたは聞きようがないと思うのだけど」

 

……笑うのを待っていてくださっていた方はきっとおわかりでしょう。

私がAさんと返金について初めて会話したのは、私が席に戻ってきた後です。離席中の私に、Aさんが返金について伝えられるはずがないのです。

私は(何を思ったか)「私に」返金のことをお話ししてくださいましたか? と尋ね、Aさんは「他のスタッフに」確かに話した上で返金しましたよ、と答えたわけです。

私の勘違いと主語の省略が、あるはずのない記憶の穴の発端でした。

 

誰かに指摘されて思い違いに気がつくことはあります。会話の内容を忘れてしまうこともあります。

しかし今回のような「思い違いからおかしな質問をした上に、そもそも存在しない記憶を忘れてしまったかもしれないと悩む」二段構えは、それなりに長い発達障害生活の中でも、なんといいますか、かなりの「傑作」にあたる出来事でした。

願わくば今後の思い違いは、これくらい笑って済ませられるものばかりでありますように……。

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。

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