【toiro】「就活のススメ」に参加して自己理解を深めよう
大学生や短大生、専門学生を対象に「就活のススメ」を開催してます。今年で10年目の開催となり、6〜3月まで月1回程度あるプログラムはグループワークがメイン。毎年30人ほどの学生さんが参加されています。
今回は、「就活のススメ」のご紹介したく、学生さんに向けてのお話です。
この1年は、コロナが後押ししたこともあって、人との接点は限られてしまいました。どこかへ外出することで得られる体験価値(経験)もすっかり減ってしまいましたね。僕も、自宅と職場を往復する毎日です。
学生の皆さんは、学校に行く機会も減ってしまい、去年は家で過ごす時間が多かったんではないでしょうか⁇
学生生活の経験は、就職活動の際にアピール点として活用できることは多いように思います。学校のこと、勉強やゼミのこと、サークルやバイトなど、学生生活で得られた経験は言語化してたくさんアピールできると理想です。
でも、就活の準備を1人でやるのはなかなか大変。キャリアセンターの方に手伝ってもらうのも良い方法ですが、「他の学生はどんな感じだろう?」「自分だけ苦労してるのかなぁ?」と周りが気になる学生さんも多いため、できるなら学生同士で就活準備ができるといいなぁと、勝手ながらそんな風に感じてました。
さて、冒頭の「就活のススメ」。対象とする学生さんは、発達障がいのある学生さんやコミュニケーションが苦手な学生さんです。
- アルバイトの経験がない
- 自分にあった仕事がわからない
- 自分の得意なことや強みを知りたい
- 就活をどう進めたらいいかわからない
- ビジネスマナーやコミュニケーションの練習したい
などなど、1人で就活を進めるのが心配な学生さんが参加されています。
同じような立場の学生さんで行うプログラム(グループワーク)は、参加者同士の意見も共感しやすく、学生さんにとっては発言しやすいこともあるようです。もちろん、スタッフもグループワークのフォローをするので安心して参加することができます。
グループワークのテーマは、ビジネスマナーやコミュニケーション、自己PRに企業研究、面接対策などさまざま。まずはスタッフが講義形式で解説し、その後はグループワークで意見交換したり実際にやってみるロールプレイを行う回もあったりします。
他の学生さんの意見や考えを聞き、他者を理解することで自分を理解していく。
自分のことを少しずつ理解することで自己理解(自己分析)も深まっていき、アピール点もきっと見つけやすくなるように思います。
就活は一人でやるよりも、誰かと一緒にやったほうが進めやすいかもしれません。「就活のススメ」に参加する他の学生さんの意見を参考にしたり、スタッフからアドバイスしてもらったり、スタッフと一緒に考えていったりと、同じ立場の人やプロ(スタッフ)と一緒になって就活準備すれば、少しずつ進んでいくはず。
一人で悩まずに、僕ら(働くチカラPROJECT)をうまく活用してもらえたら嬉しく思っています。
「就活のススメ」は、3〜4回生や院生などを対象にしています。説明会も開催してますので、詳細は以下の「学生就活サポート」をご覧ください。
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コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。
ジョブジョイントおおさかの所長。
障がいのある人の地域生活支援の仕事をして15年。就労支援に限らず、生活支援・余暇支援・お子さんの支援など、ライフステージごとの支援に携わってきた。趣味は、登山、散歩、読書。現在は、北アルプス登頂目指してマイペースにトレーニング中。