「コロナ禍の就労支援」、研修会を開催しました
日本職業リハビリテーション学会という団体があり、僕もそこに所属しています。
障害のある人の就労支援に関する研究を共有する唯一の団体。
全国をいくつかの地域にブロック分けされていて、近畿ブロックの代表理事をさせてもらっています。
先日、近畿ブロック主催で研修会を開催しました。
テーマは、「コロナ禍の就労支援」。
研修会の企画は、近畿ブロックの理事たちで話し合って考えました。
今の状況の中、学会としてなにか発信できることはないか、コロナ禍における地域の状況をみんなで共有できないか、少しでもポジティブに学ぶ機会はつくれないか…。
登壇をお願いしたのは、4人の方々。
第一線で就労支援をされている皆さんの話は、15分ずつという短い時間でしたがとても中身の濃い発表でした。
陸野さんは就労支援のマインドを語ってくださり、
中木さんからは在宅or通所に悩むとてもリアルなお話があり、
金森さんは所内のチーム力やリスク管理・人材育成などマネジメントにおける幅広いお話、
大石さんはコロナ禍における企業開拓・実習支援の苦労と実践をたくさん熱く語ってくださいました。
当会は、学会ですから、研究や数字・統計などに関する客観的で根拠ある発表も大切です。
でも、今回のような実践発表ももちろん大切。
実践から得られるリアルな情報は、ビデオ越しに映る参加者皆さんもうなづく人がとても多く、開催してよかったなぁと事務局として勝手に自己満足しております(笑)。
コロナ禍において、利用者の方の支援に悩むことはとても増えてしまいました。
でも、今回の会を通して、同じ立場として課題認識でき、前に向けて進める力を得られた時間はとても貴重な時間だったように感じています。
先が見えないことも多いですが、同業者の皆さんも頑張っておられますから、僕らも引き続き頑張らないといけない!
新たな学びをたくさんいただいたとともに、研修会を開催したことでとても元気になれた時間でした。
講師の皆様、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。