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【toiro】秋色効果でリラックス

11月に入り、住宅街の街路樹が少しずつ色づいてきました。まもなく街全体が秋色に染まる季節を迎えます。
秋が深まると、黄色・橙色・赤茶色など、一般には「暖色系」と言われる色が街中のあちこちにあふれます。暖色系のカラーは、視覚から暖かなイメージを感じさせますね。

 

私の場合、秋のイメージカラーと言えば 「橙色・黄金色」が一番に浮かんできます。「柿・みかん・かぼちゃ」や、「黄金色に実った稲穂」が思い浮かびます。食べ物ばかりですが、秋と言えば「実りの秋」「食欲の秋」と申しますから…

 

人それぞれイメージカラーに違いがあると思いますが、「色」というのは私たちの生活の中のいろんな場面で、とても身近にあって、私たちの心の状態や行動にかなり影響を与えているようです。

 

私たちの事業所には、軽作業の練習をするために多くのワークサンプルがあります。スタッフが手作りしているのですが、その中には色別の仕分けなどカラフルなものがたくさんあります。以前、利用者の方で、なかなか作業に集中して取り組むのが難しいという時でも、カラフルな輪ゴムを色別に仕分けるワークサンプルだと、調子よく集中してしあげることができるということがありました。また、「カラフルなタスクだとやる気が出ます」という方もおられました。専門家ではないので詳しくはわかりませんが、白黒のモノトーンの物と比べると、気持ちが明るく、前向きになるような効果があるのかもしれません。

 

また、余暇活動で「大人のぬり絵」も人気があります。気持ちがしんどい時など、色鉛筆を使って、好きな色を塗っていくことで心が落ち着くという方も少なくありません。

色彩の効果を利用して、心や身体のバランスを整えていく「カラーセラピー」というものもあるようですので、興味のある方は検索してみられるといいですね。

 

みなさんも、週末あたり、紅葉の暖色パワーでほっこりしてみてはいかがでしょうか。

 

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コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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発達障がいのある二人の成人の母+就労支援事業所の支援員。
2人を育てた経験を活かし、自閉症スペクトラム支援士、ペアレント・メンターとしても活躍中。
最近は、ドラマを見ながら眠ってしまって結末が見れない母のために、それを見越して、そっと録画予約をしておいてくれる優しい息子と娘に感謝する毎日です。