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【toiro】外出制限を通して「多様性」を振り返った話

新型コロナウィルスの感染拡大について、日本ではどうにか落ち着きが見え始めました。「多様性」が重視される昨今の社会ですが、こんな形でウィルスの多様性を実感せずとも、という気持ちになった方、私の他にもいらっしゃるのではないでしょうか。ともあれ社会活動の再会とともに、オンライン会議やリモートワークを始めとした、新しい生活習慣も広まっています。

 

今回は、遡ること約1ヶ月、外出制限中に見つけた「多様性の話」をいたします。

 

外出を控えるようになってしばらく、我が家でも、オンラインツールを使って知人友人と連絡を取り合うことが増えました。そうして画面越しにお会いした皆さんの中には、元気をなくしている方がいらっしゃいました。お話を聞いてみると、経済的な混乱のほかにも、理由があるとのこと。

「参加しているサークルや、施設の活動が休止され、友達に会う機会がなくなってしまった」というのです。

 

最初、私はとても驚きました。ですが考えてみれば自然なことです。私自身、満員電車を耐えがたく感じ、体調を崩すまでになったことがあるのですから。自分の常識、相手の非常識。好きなものが人それぞれなら、苦手なものもまた同じ。私にとっての満員電車が、別の人にとっては「友達と直接会えない状況」だったということです。

 

「活発に活動し、どんどん外へ向かって出ていく時期」「活動を緩め、一ヶ所にとどまる時期」は、人類史において何度も訪れていたはずです。もし全ての人間が出かけたい、あるいは内にこもりたいタイプに偏っていたら、人間が生き残ることは、ずっと難しくなっていたでしょう。

 

以上、身近な方とのお話を通して、多様性の役目を考えた出来事でした。

 

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コラムtoiroは、
発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。
名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
須藤真理子(Suto Mariko)

発達障がい当事者。地方都市でピアサポートグループの活動を行っています。
当事者の視点から、自分で試してみた情報の共有や周知活動に参加しています。
主な内容は「食生活と発達障がいの関係」「実際に役立った・便利だった二次障がい対処法」「日常生活での気づき」など。
好きなことは、絵を描くこと・物語を書くこと。
「二次障がいでつらいとき、ものづくりにエネルギーを使う」のは、かなり実用的な対処方法だとお伝えしたい次第。