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【toiro】自分の努力も大切にする

「(私はできるのに)あなたはどうしてできないの?」
最近、身近では聞かなくなった言葉です。発達障がい当事者の私としてはありがたい一方、不思議に感じることもあります。この問いかけを止めてくださったのは、どういった気持ちからなのでしょう?
ピアサポートグループで活動する皆さんの様子を見ていて、どうやら共通点を見つけることができました。

「どうして」を封印している方の共通点。それは「自分の辛かったこと・努力してきた道のり“も”、大切にしていらっしゃる」ということです。
お話を聞かせてもらうと、大変だったときの体験談がたくさん出てきます。家族のこと、就職のこと、友人関係のこと。加えて、今の活動の話もしてくださいます。職場で役立つため勉強していること。感情のコントロールのために、食事や運動の改善を含め、さまざまな方法を試していること。
自身の辛かった体験が身に染みているからこそ、他の誰かの辛さを見守り、変化を待ってさしあげたいと思うのかもしれません。

今の私はこう考えています。
成功体験だけでなく、「自分も大変なときがあった」と素直に認めることは、誰かへの優しさにつながるのかもしれない。
辛い思いをしている人のことを思いやったり、ちょうどよい励ましを差し上げたりするために、役立つのかもしれない、と。
皆さんはどう思われますか?

 

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コラムtoiroは、
発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。
名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
須藤真理子(Suto Mariko)

発達障がい当事者。地方都市でピアサポートグループの活動を行っています。
当事者の視点から、自分で試してみた情報の共有や周知活動に参加しています。
主な内容は「食生活と発達障がいの関係」「実際に役立った・便利だった二次障がい対処法」「日常生活での気づき」など。
好きなことは、絵を描くこと・物語を書くこと。
「二次障がいでつらいとき、ものづくりにエネルギーを使う」のは、かなり実用的な対処方法だとお伝えしたい次第。