資料請求 見学・相談会申込 お問い合わせ

【toiro】節目を利用する

年の瀬を迎え、街中なんとなくあわただしい雰囲気に包まれています。

「今年のことは今年のうちに」とやり残したことをなんとか年内に仕上げて、すっきりと新年を迎えたいと思っている人も多いことでしょう。

年末年始にかけては、一年の大きな節目を迎えます。

なにか新しいことを始めたり、今までの習慣を改めたり…と、何か日常の生活の中に変化をつけたりするのには良いタイミングです。

  

発達障がいの人に、「苦手なことは何ですか?」と尋ねると、かなりの確率で、「急に予定を変更されること」という答えが返ってきます。

確かに、急に今からやるべきことを変えられてしまうと、頭の中が真っ白になってしまう人もいるでしょう。
しかし、苦手ではあるけれど、変更のすべてが受け入れられないわけではないようです。

  

変更の理由がはっきりしていて納得できることや、あらかじめ変更が知らされていれば、受け入れられる人もたくさんいます。

誰でも成長につれて生活の中の慣れ親しんだルーティーンを変更しなければならないことがたくさんあります。
変化の苦手な彼らができるだけ安心して変更を受け入れられるようにと、私は子育ての中でよく「節目」を利用していました。

「来年からは○○しよう」とか、「〇年生になったら○○しよう」とか、タイミングをはっきり提示して予告することで、比較的スムーズに変更できていたように思います。

 

まもなく訪れる2020年のスタート。

この節目を利用して、今の自分の生活を振り返り、何か小さなこと一つでも見直したり、新しく始めてみてはいかがでしょうか?

新しい年が、どうか皆さんにとって良い年となりますように…

( mashimo )

+++++++++++++++++++

コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
アバター画像

発達障がいのある二人の成人の母+就労支援事業所の支援員。
2人を育てた経験を活かし、自閉症スペクトラム支援士、ペアレント・メンターとしても活躍中。
最近は、ドラマを見ながら眠ってしまって結末が見れない母のために、それを見越して、そっと録画予約をしておいてくれる優しい息子と娘に感謝する毎日です。