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【toiro】実録発達障害30・フラッシュバックのしまい方

荷物置き場となった部屋の隅、ほこりをかぶった段ボールが積み上げられている。ふたを開けるとあたりが白く煙って、湿ったにおいが鼻につく……お片付けの最中にときどき出くわす光景です。

これと似たことが私たちの思い出にも起こることがあります。ご存じフラッシュバックです。

 

ご存じでないよ、とお思いの方のために説明しますと、フラッシュバックは「過去の出来事を、まるでもう一度体験しているかのように思い出すこと」です。記憶に偏りの生じやすい発達障害の私たちにも何かと縁のある現象です。

通常の思い出と異なるのはその鮮明さの度合いです。起こった当時の色・音・においや手触り、さらには感情まで手に取るように蘇ってきます。「もう一度体験しているかのような」との表現は、困ったことに誇張ではすみません。

 

このフラッシュバック、大抵はなかなか忘れられない辛い記憶について起こります。もし起きてしまったら、我が家では次のような対処を使い分けています。

1. 思い出をたどるのをいったんやめて、感情の波が過ぎ去るのを待つ

2. 「あれは昔のこと」「今は安全な場所にいる」など、現在の状態を口に出して確認する

3. 深呼吸や散歩など、その場を離れて違うことを考えられる行動をとる。ノンカフェイン・ノンアルコールの飲み物をゆっくりいただくのもちょうどよい休憩

(お湯をわかすところから麦茶を淹れると、飲み終えるころにはほどよく時間が経っております)

 

荷物でも思い出でも、昔のものを片づけるには想像より手間がかかることがあります。繰り返すときは専門家、つまりかかりつけのお医者さまの手を借りるのも方法のひとつです。 どうか皆さま、思い出に追われることなく、今を満喫してくださいますよう。

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。

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