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【toiro】実録発達障害29・苦にならないのも適性のうち

ときに皆さま、今実現したい目的はおありでしょうか。そのために何か活動していらっしゃるでしょうか。そうなさっているとしたら、次に気になるのはこれではないでしょうか「私はこの分野に適性があるんだろうか?」。

この点について私なりの目安をお伝えしたく存じます。

「ある分野でやりたいことがあって、そのための努力を具体的に続けられている」のなら、その分野にはある程度適性があると見てよいと考えています。たとえ今は、自分の納得いく成果が出せていなかったとしても、です。

 

なぜそう考えるようになったのか? お話しするにあたり、少しだけ昔話をいたしましょう。
私にはピアノを習わせてもらっていた時期があります。鍵盤に触り始めたのは小学生のころ。とはいえ熱心だっとはお世辞にも言えません。練習から抜け出したり、五線譜に落書きをしたりして、先生を困らせておりました。

そんな調子でも、音楽自体が嫌いなのとはちょっと違いました。他の誰かが演奏する音には素直に耳を傾けていたからです。

 

では何がそんなに嫌だったのか? 「不協和音」です。

練習中、間違って鍵盤を叩いたときの、私自身が鳴らす不協和音に耐えられなかったのです。そのことに自覚もなく、説明できる適切な言葉も持っていなかった私は、嫌な音から逃げ回っていたわけです。
大きな音、濁った音に敏感な体質の原因が、感覚過敏から来ていたと気がついたのは、それから十数年後。発達障害の体質がわかった後のことです。

 

やってみたいと思っても、体質が噛み合わないことはあります。体を動かせないこともあります。

なので私はこう考えるのです。やりたいことがあって、その分野で努力を続けることができているのなら、もう実現する準備はできているんじゃないか、と。

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。

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