【toiro】「見える化」して分かりやすくする
発達障がいの人は、目で見て理解することが得意です。
とても高い能力を持っています。
曖昧なことや見えないことへの理解が苦手なため、視覚的な情報は明確で具体的です。
動画、写真、イラスト、フローチャートなど…。
仕事をするときは、手順やルールが目で見て分かりやすくなっていると、働きやすいものです。
物流や製造の会社では、3S(整理、整頓、清掃)を大切にしているところは多く、どこに何が置いてあるか、どこで何をするかなど、物の置き場、作業の流れなどが一目瞭然になっています。
情報が多すぎると、見にくく、分かりにくいですので、パッと見て分かる!ってゆうのがポイントです。
最近は、携帯のアプリで予定を管理したり、やることをリストアップしたり、思い出したい時間にリマインダー機能で通知したりと、視覚的に情報整理することが手軽になりました。
僕もいろいろと活用していて、グーグルのカレンダーは一番のお気に入りです。
予定をカテゴリーごとに色わけができたり、時間をカレンダー上に塗りつぶすことで「時間を量で表す」ことが分かりやすいんだと思います。
出張など遠くへ移動するときは、時間管理がうまいかないので、カレンダーに「移動」って書いて、移動時間を塗りつぶすようにしています。
打合せや会議など時間が伸びそうな予定は、多めに塗りつぶすことで後から入る予定と被らないようにしたり、早く帰りたいときは「早く帰る!」と目標の退勤時間に書いたりしています。
携帯アプリの活用、システム手帳に書く、ホワイトボードやカレンダーを使う、付箋に書き出す、チェックリストの活用など…、頭の中だけで考えていたことを見える化することは、いろんなやり方がありますね。
ちょっとでも書き出して見える化すると、頭の中が整理され、分かりやすくなるかもしれませんね。
( 星明 )
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コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。
ジョブジョイントおおさかの所長。
障がいのある人の地域生活支援の仕事をして15年。就労支援に限らず、生活支援・余暇支援・お子さんの支援など、ライフステージごとの支援に携わってきた。趣味は、登山、散歩、読書。現在は、北アルプス登頂目指してマイペースにトレーニング中。