【toiro】実録発達障がい13・病院に行こう
8月も半ば、立秋を過ぎたと思えば台風の押し寄せる昨今、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は肺炎で1週間ほど寝込んでおりました。
早めに発見できたおかげで、投薬治療でなんとかなりましたが、息ができず眠れないことにはさすがに震え上がりました。人間、体調が悪化するときは、ものすごく簡単に悪化します。恐ろしいことですよ。
そこで今回の体調不良にあたって、治療の役に立った心がけをお知らせいたします。
①機械や道具、お薬手帳に頼る
発達障がいの私たちは、五感のどこかがうまく働きづらい体質を持っていることがあります(感覚鈍麻)。発熱していても異常に気づかない、なんてこともありえます。
そういうときは、客観的な値を出してくれる体温計、今までの服薬の記録が残っているおくすり手帳、といった道具に頼ります。
病気がひどいときほど、自分の感覚も鈍りがちになります。自分の感覚だけに頼るのはとても危ないことです。
②薬が効かないときは、すぐにお医者さまに報告
特に解熱鎮痛剤のような「症状をやわらげる薬」が切れるたびに症状がぶり返すときは、
原因となる病気が治っていない可能性があります。
(私の場合、高熱が続いていることをお伝えしたところ、レントゲンを撮ってもらえることに。結果肺炎が発見され、抗生剤に切り替えたおかげで速やかに治すことができました)
1-2日経っても症状が治まらないのであれば、できるだけ早めに再度診察を受けることをおすすめします。
③お医者さまの指示は守る
具体的には「他の人に処方された薬を流用しない」「禁止されている薬や食べ物との飲み合わせは避ける」「薬は水で飲み、アルコールでの服薬は絶対に避ける」などがあります。
特に私たち発達障がいの人の中には、精神安定のための薬を使用している方もいらっしゃいます。専門家であるお医者さまや薬剤師さんの指示を守ることで、普段からの体質も、今かかっている病気にも配慮をしながら治療を進めることができます。
こうやって元気に原稿を書いている今、普段の健康のありがたみを噛みしめずにはおれません。
皆さまどうか、何事もなくお過ごしの毎日を、大切になさってくださいますように!
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コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。
発達障がい当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障がいに関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障がいへの対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障がいとのつきあい方」などの記事を作成しています。