資料請求 見学・相談会申込 お問い合わせ

【toiro】リフレーミング効果

クリスマスイルミネーションが街を美しく彩る季節になりました。

今年もあっという間に師走…何かとイベントごとが多いこの時期は、なんとなく気ぜわしい感じがします。

「今年こそは、部屋をきれいに片づけてスッキリしよう」と目標を立てたのですが、雑然とした部屋を見わたすと、「あ~ぁ、今年もまたできなかった」と落ち込むことしきりです。
毎年この時期になると、一年を振り返って一人反省会の日々が続き、あれもこれもしたかったのに、どれもこれもできていない…
やっぱり私はダメだ~とネガティブ思考にどっぷりはまっています。

そんなとき『そうだ…私は、予定通りものごとが運ばない時にストレスを感じやすいんだった』ということを思い出しました。

こういうときにこそ、思考をポジティブに切り替えればいいんですよね。

以前、自分が担当した事業所内の講座で「リフレーミングタイム」という時間を設けていました。
「リフレーミング」とは、心理学で、ある事柄を別の視点から見てみることをいいます。
たとえて言うなら、仕事の疲れがたまっている時にお休みを一日もらえることになったとして、「たった一日しか休めないのか」と思うか、「やった!一日休めるぞ」と思うか、ということです。

何もできなかったと思う2019年を、良かったと思える視点から見直してみようと、さっそく今年良かったこと、嬉しかったことを書き出してみました。

・今年一年は大きな病気やケガもなく、家族全員元気に過ごせた
・娘が二十歳になり、息子と娘と一緒にお酒が飲めるようになった
・飛行機で東京へ、新幹線で九州に行ってきた
…など、書き出すとまだまだたくさんありました。

すると、不思議ですね。
なんだかさっきより心が軽くなったような気がしてきました。

これこそリフレーミング効果ですね。
みなさんも、今年一年を振り返りながら、良かったことを思い出して、書き出してみてはいかがでしょうか。

( mashimo )

+++++++++++++++++++

コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
アバター画像

発達障がいのある二人の成人の母+就労支援事業所の支援員。
2人を育てた経験を活かし、自閉症スペクトラム支援士、ペアレント・メンターとしても活躍中。
最近は、ドラマを見ながら眠ってしまって結末が見れない母のために、それを見越して、そっと録画予約をしておいてくれる優しい息子と娘に感謝する毎日です。