【toiro】猫に学ぶ発達障害33・いろいろな形で意思表示
8月8日は世界猫の日。猫にまつわる話を世界規模で見られるとあって、この度大変満足いたしました。
猫といえば、我が家ではこんなことがありました。
夜も更けたころ、猫が足元で鳴いている。おやつの催促だろうかと顔の前にパッケージを差し出してみても動かず更に鳴くばかり。困った、猫がくっついてくることなんてお腹が空いたか遊びたいか、とにかく用があるときくらいだというのに。
困り果てている私を横目に、母が寝床に入ると、途端に猫の様子が変わります。後を追いかけて布団の上を走り、母のお腹のあたりで意気揚々と丸くなります。
なんのことはない、猫のご用は、母と一緒に眠ることだった……という、ある日の出来事でした。
猫との付き合いも今年で7年になりますが、今でもこうやって真意をくみ取り損ねることがあります。
そんなとき猫はどうするか? 自分の主張をひっこめるなんて殊勝なことはしません。人間の脛に体当たりをしたりスリッパの上からパンチをしたり、なんとかして意思を伝えようとします。私たち人間のほうも、ああでもないこうでもないと検討をつけては猫の反応を見て、当たりはずれを確認します。
言葉がうまく伝わらないなんてことは、結構よくあることなのかもしれません。そういうときでも諦めず、ちょっと面倒なやりとりを選び続ける姿勢そのものが、仲良くし続けようとすることなのでしょう。相手が猫でも、人間でも。
こんな調子の猫ですが、要望が通じたからといっていつでも思い通りとは限りません。暑さの厳しい縁側で寝たがるときなどは、私に抱えられて空調の聞いた部屋に連れ戻されています。
希望をうまく受け取れないこともあるし、言うとおりにだけしていればいいわけでもない……猫との関係における試行錯誤は、今後もまだまだ続きそうです。

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。










