【toiro】わかっていないことがわからない
先日、誤ってお酒を飲みました。成人後すぐ、アルコールの合わない体質を確認して以来避けていたのですが、今回飲んだのは自家製の梅シロップ。折からの暑さで発酵が進み、微量のアルコールの生じたビンが交じっていたようです。
私を介抱してくださった方によるとこうです……ご本人からすぐにお知らせがあったためコップを片づけて休んでもらった。ところがその後の様子がおかしい。ソファの上でぼんやりしていたり、言葉にならないことをぽつぽつとつぶやいたりしている。これはいけないと思ってご家族をお呼びした……と。
驚いたのは、私自身が自分の言動をおかしいと思わなかったことです。
迎えを待つ間、何やら鼻歌を歌っていたことも、その内容も覚えています。けれどもその時の私は、自分の行動が場にそぐわないと気づけなかったのです。自分が待たせてもらっている休憩室のソファのことも、私のことを気遣ってくださる周りの方のことも、なにひとつ。
自分のことを客観視する視点が、そのときだけは目を閉じて眠っていたような感覚でした。
「自分の体調の変化にばかり気が向いて、周囲への注意深さを忘れてしまう」。お酒の効果のひとつとはこういうものなのかもしれません。
考える時間にお疲れの方にとって、考えなくて済む時間は大切ないっときの安らぎなのかもしれません。それでも私にとって、お酒による休憩は、改めて避けておきたいものとなりました。
酔いのめまいが去ったあと、車酔いみたいな気持ち悪さを味わうのは、ちっとも楽しいことではないんですもの。

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
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不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。










