【toiro】小石の少ない道を作る話

先日、猫の絵を見かけました。素敵な絵だったものですから、作者さまのSNSのアカウントを探していたのですが、これが一向に見つかりません。他の方の残したコメントをたどって、なんとか見つけたアカウント名は、私が最初に見た作者名とは違うものでした。SNSでは違うお名前で活動していらしたようです。

もしどなたかがコメントしていなかったら、途中で他のものに興味を惹かれていたら……ほんの少しの手違いで、私は作者さままでたどり着けなかったかもしれません。

 

ほんの少し、些細な手間が、私たちの行動を変えてしまうことがあります。いつかと思いながら、切手を買いにいけないうちに出すのを忘れてしまう手紙。何度か連絡がつかないうちに、なんとはなしに送信を止めてしまうLINE。

毎日の生活のなか、考えることも大切なことも数多くあります。何かの拍子につまづいて、そのままにしてしまうことは想像以上に多いのかもしれません。

 

だとすれば視点を変えてみましょう。コミュニケーションをとりあうときに「相手の負担を減らせるかどうか」を考えてみるのはいかがでしょうか。

聞き手に回ってみる。話すときには結論から先に話してみる。電話とメール、SNSを比べて、相手のやりやすい方法で連絡をとってみる……目に見えて誰かを喜ばせるような、大きなことは難しいかもしれませんが、少し負担を減らすことならできるかもしれません。その少しの手間がなくなったおかげで、ご縁が続くこともあるかもしれません。

 

大きな目標を想像するとき、私たちは大きな道を作らなければいけないと思いがちです。実際には、道の小石を取り除いているうちに、なんとなく選ばれやすい道ができて、目標の結果につながることもあります。

こまめな方であっても、これにはご賛同いただけるものと存じます。何しろ、ほんの少しの手間を省けるというだけで、私たちは慣れ親しんだやり方を選ぶことがあるのですもの。

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。

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