【toiro】自分にとってのよくあること、誰かにとっての新鮮なこと

我が家に5.5キロの青梅がやってきました。父の知人からの頂き物です。

梅酒に1キロ、梅シロップに1キロ、梅干しに2キロ……と算段したあたりで、さすがに我が家での処理能力を超えていると判断。かごに山と盛られた残り1.5キロの梅は、ご近所にもらわれていきました。

この話をすると、反応はおおまかに2つに分かれます。1つは「ええ、この季節です、我が家でもそういうことがありますよ」。もう1つは「梅ってそんなにたくさん取れるのですか? お家でも美味しい梅干しはできますか?」。

 

誰かと話すときの楽しみは、おおまかに分けて2つあります。1つは、似た体験を共有できること。もう1つは、お互いにあまり知らない分野の話を聞けることです。

ニュースや新聞記事の中では、街中の話題がよく登場するものですから、そちらが世の中にとっての当たり前なのだと思いがちです。なるほど似た体験を共有するには、似た場所で暮らす人が多いほうが、都合のよいことも多いでしょう。ただ先にお話ししたとおり、人と話すときの楽しみには「自分の知らないこと」も含まれます。幸いなことに私の身近には、梅仕事の話を楽しんで聞いてくれる人もいらっしゃいます。美術館の特別展示や出来立てのショッピングモールの話を、私が楽しく聞いているのと同じように。

 

この記事を書いているのは6月初め。掲載されるころには、ビンの中の梅たちも少しずつ漬かりはじめていることでしょう。あと2, 3カ月が過ぎたら、今度は梅シロップの味についてお伝えしてみようかとも思います。多くの人がご存じの「おいしいものを食べた体験」を共有できるでしょうから。

+++++++++++++++++++

コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
アバター画像

発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。

まずはお気軽にご相談ください
どんな雰囲気か知りたい方へ。無料見学会はこちら
資料で詳しく知りたい方へ。資料請求する
電話でのお問い合わせ
TEL:072-668-1123
受付時間:8:45〜17:30(平日)