【toiro】歩いているうちに風景が変わる
何かを始めようとして、気がつけば準備だけで終わってしまった……こんな経験はおありでしょうか。あれもこれもと詰め込んでいるうちに、すべて思い通りにできないうちはやっても仕方がないような気がしてしまう、一種の取り越し苦労です。
「歩いているうちに風景が変わる」は、そんなときに意味を実感した言葉でした。
去る4月2日、SNSを覗いてみると、鮮やかな青でライトアップされた写真がいくつも見つかりました。世界自閉症啓発デーに合わせて各地で実施された企画の様子です。イベントの会場で直接交流している方、オンラインで広報のための記事を投稿している方、さまざまな形で参加していらっしゃるところを見ることができました。
これらの企画を通して、発達障害のことを初めて知る人は少しだけなのかもしれません。それでも、少しだけでも発達障害のことを知る人は今年も増えました。
一度で完璧にできなくても、長いことかかったとしてもやる価値がある。だから何度でもやる。世界自閉症啓発デーを定めた国連決議を含め「これから目標を目指す」試みは、確かにそうやって決められてきたのでした。
目的達成のため、失敗を避けるため、できる限り準備する試みはもちろん必要です。安全にかかわることはそれくらい慎重なほうがいいでしょう。でも、取返しのつくことだったら? 何度も繰り返して行えることだったら?
準備をしているうちにやめる理由を探してしまうくらいなら、いったん行動をはじめるくらいでいいのかもしれません。歩いているうちにもっと見たいと思える風景が見えてくることも、実際にあるんですもの。

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。










