【toiro】実録発達障害33・見えないものはいないもの?

最近になって、タスク管理アプリ「Any Planner」を使い始めました。[1]

一番ありがたいのは、スマートフォンのホーム画面にToDoリストを常に表示できること。紹介記事の中で、アプリのコンセプトは「“見えてないものは存在しない”と思うことを防ぐこと」であることと、開発者さまご本人もADHD傾向をお持ちである旨の記述を拝見したときには、納得と共に心から感謝しました。

 

なにしろ私ときたら、忘れもの対策の試行錯誤と背中合わせの毎日です。今まで体験したものはざっと次のとおり。

・かばんの中でキーケースを見失う(しまうポケットを決めればポケットの場所そのものを忘れる)

・継続しようと考えていたストレッチの習慣を忘れる(時間ごとのリマインダーも聞き逃す)

・忘れまいとメモアプリに書き込んでも、肝心のメモアプリを開いて予定を確認するのを忘れる

 

主な原因は、先にも挙げた「見えていないものは存在しない」と思ってしまうことです。

発達障害の中には、視覚からの情報に強く頼る傾向を持っている人がいます。私を含むそうした人にとって、閉じたアプリ内のToDoリストは消えてしまったも同然なのです。

文字通り世界の見え方がこんなにも違っていたら、他の誰かの方法をそのまま真似て同じ結果にたどり着けないのも無理はありません。

アドバイスしてくださる方の気持ちはありがたく受けとった上で、よい結果につながる自分ならではの方法を見つけたほうがいいのかもしれません。

 

ところで、こうしたアプリが見つかるまで、忘れもの対策はどうしていたのかって?

我が家では、チラシの裏に太字のマーカーで小物の場所や一日のスケジュールを書き込み、リビングのテーブルの上に置いていました。

朝食時には自然と目に入り、持ち歩けて、家族間での情報共有もできる。案外便利な方法です。スマートさには欠けるかもしれませんが。

参考:

[1] ADHD当事者が作った“タスク管理アプリ”に「メチャクチャ良い」と絶賛の声。シンプルな使いやすさ、「まさに欲しかった」,

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_69d338aae4b05047ac8eebe2 , 2026年4月6日更新

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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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発達障害当事者。お仕事では記事の執筆・イラストの制作・動画制作などを行っています。
ピアサポートグループの活動・講演会への参加などを通して、地方の町から発達障害に関する発信を行っています。
こちらのブログ「toiro」では、自分自身の体験・身近な方々の体験談に基づいて「日常生活での気づき」「実際に役立った、二次障害への対処・予防方法」「猫の観察記録から学んだ、発達障害とのつきあい方」などの記事を作成しています。

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