実践の中でスキルアップ!「W+S(ワークアンドサービス)」プログラム
ジョブジョイントおおさかでは、日々プログラムで取り組む「ワークサンプル(練習課題)」に加え、より実際の業務に近い経験ができる「W+S(ワークアンドサービス)」という取り組みも、不定期で行っています。
このW+Sでは、練習ではなく「企業やスタッフから依頼された本番の仕事」をチームで経験することができます。
今回は、ジョブジョイントおおさかから関係機関へ送付する郵送物の発送作業を利用者さんに依頼しました。封入やラベル貼り、丁合作業、ハンコ押しなど、さまざまな工程を分担しながら、4〜5名のチームで協力して進めていきます。
発達障害のある方は得意苦手が凸凹していますが、得意な作業は強みとして活かすことができます!今回の作業の中でも、それぞれの得意なことを活かせるよう役割分担をしていきました。
- 紙の扱いが得意な方には、丁合作業
- 手先が器用な方には、糊付けやラベル貼り
- リズムよく作業できる方には、ハンコ押し
などで役割を分担しました。


いつものワークサンプルとは違って、「実際の本番作業」に取り組んで頂くため、より慎重で丁寧な作業が求められます。
たとえば今回の作業で言うと…
- 書類に汚れやシワをつけないよう、丁寧に扱う
- わからないことやトラブルが起きたら、すぐにスタッフに相談する
- 職場を想定して、言葉づかいや振る舞いも意識する
といったことも作業前に確認し、実行してもらいます。そんなこともあり、実際の職場で必要とされるスキルが自然と身についていきます。
特に、職場でよくある「上司への声かけ」は、発達障害のある方で特に初めて働く人にとってハードルが高いものののひとつ。プログラムの中では「今、少しよろしいですか?」といった声のかけ方や相談のタイミングも、実際の業務を通して練習できます。これは、どんな職場でも通用する、大切なコミュニケーションスキルですね!


企業実習だけでなく、所内のプログラムでも職場で役立つ様々な経験ができるよう、これからもプログラム実施していきたいと思います。
(スタッフ岡本)








