【特別コラム】たくさんある自閉症の人の強み
「誠実で正直なところ」
「視覚的な理解力」
「記憶力の高さ」
「規則やルールへの忠実さ」
「繰り返しに強い」
「物事に対する強い探究心」
「高い集中力、没頭力」
自閉症の人の強みは、挙げればキリがないですが、普段の関わり(就労支援)ではこれらを感じることがとても多いです。仕事との関連で考えても、業務特性が障害特性とうまくマッチングすれば、強みは職場での活躍へと繋がります。
「強み」とは、個人や組織が他と比べて優れている点や特に得意とする能力・特性のことなどで、個人の強みもあれば、組織やチームとしての強みもあります。「良さ」が生きることで目標や目的に結びつき、成果や充実へと繋がっていきます。
人は誰でも、強みもあれば弱みもあります。自閉症の人の場合は、強みや弱みが人より少しだけはっきりしている点が違うところなのかもしれないです。
「強みをどう活かすか」
自閉症の人自身にとっても大事なテーマですが、安心して取り組める配慮や環境があり、周りの理解やサポートがあれば、強みはちゃんと活かされると思います。周囲環境との相性は、強みを活かすためのポイントでもあります。
一人ひとりの強みを尊重すること。
そして、それを活かしていくこと。
世界自閉症啓発デーと発達障害啓発週間のこの時期に合わせて、改めて大切にしていきたいです。

特別コラムはこちら
2021年より、世界自閉症啓発デーに合わせた特別コラムを続けています。簡単な説明ではありますが、自閉症・発達障害のことをお伝えしています。
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コラムtoiroは、発達障害やコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

ジョブジョイントおおさかの所長。
障害のある人の就労支援に携わって20年となり、講演実績は150件。就労支援に限らず、生活支援・余暇支援・お子さんの支援なども担当してきた。趣味は、散歩、読書、キャンプ、ハイボール。夢の北アルプス登頂を目指してマイペースにトレーニング中。








