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【toiro】就職に役立つ「家事スキル」を大切にしよう!

「家事スキル」とは、掃除や洗濯、買い物、料理などのこと。家事は「家の事」と書くのもあり、毎日の日常生活でとても必要なことでもあります。

ひと昔前は、家事は主婦の仕事といったイメージが強かったかもしれませんが、今は「主夫」となる方も多くなり、家事代行といったサービスもメジャーになってきました。

部屋が汚いと生活しづらいですし、外食ばかりでは食費がかかるのもあって自炊も大切。それに、栄養バランスを考えた料理をするのも、家事スキルのひとつとして大切なことだったりします。

家事は、人が生きていく上では欠かせないもののひとつ。皆さんは家の手伝い(家事)してますか⁇

 

さて、就職と家事を関連づけて、もう少し深めてみましょう。

職場は、自分の家ではないため、整理・整頓・清掃など、職場の人みんなが使いやすくなるために職場環境を整える必要があります。職場で働く人一人ひとりが協力し、作業机をキレイにしてから退勤するとか、備品は使ったら元の場所に片づけるとか、次の人が使いやすいようにファイリングする(データ保管する)など、こう言った話は挙げればキリがない感じです。

これは、家事で言うとこの掃除にも通じることであって、掃除が出来る人は職場もキレイに使えるでしょうし、事務職の人なら「デスクが書類で山積み…」なんてことにはならないように思います。

 

少し前の話ですが、ジョブジョイントおおさかの利用者の方に「毎日、家のお風呂掃除をしてる」という方がおられました。お母さんに話をお聞きすると、どうやら小さい時からの習慣でお風呂掃除をしてくれてるとのことで、1回の掃除で50円のお小遣いがもらえ、社会人になった今でも続けておられるようです。

ちなみに、社会人になったご本人は、介護福祉の現場で清掃作業に従事されていて、お手伝いしてきた経験とスキルを今の仕事に活かしておられます。

 

また、他の方では、ご両親の忙しさもあって、お米のセットや食事作りの手伝い、食後の洗い物などを毎日の習慣にして手伝ってる人もおられました。ジョブジョイントおおさかの就職者には、「洗い場」で働く人も多くおられ、これもまた、家で身についた家事スキルを活かした就職事例です。

 

家事や家の手伝いは、大人になってからでもスタートでき、一番身近な職業訓練のひとつなようにも思います。僕も、家の掃除はよくやりますし、掃除機をかけるのは結構好きな作業のひとつ。掃除をすることで、汚かったところがキレイになるのはやりがいになりますし、掃除や洗濯など片付けることでやり遂げた!といった達成感を得られるのも家事の魅力のひとつです。

それに、家族や親と同居してる人なら、家事を手伝うことで家族はとっても喜んでくれます。家事スキルが就職に役立つと考えるなら、家族も喜んで一石二鳥ですし、家事スキルを身につけることで就職が近くなることもあるなら、良いこと尽くめなように思います。

 

「家事」の大切さ。

ぜひ、この機会に、改めて考えてもらえたらなぁと思います。

 

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コラムtoiroは、発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
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ジョブジョイントおおさかの所長。
障がいのある人の地域生活支援の仕事をして15年。就労支援に限らず、生活支援・余暇支援・お子さんの支援など、ライフステージごとの支援に携わってきた。趣味は、登山、散歩、読書。現在は、北アルプス登頂目指してマイペースにトレーニング中。