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【toiro】話を盛ってしまったら

去る7月28日、今年も土用の丑の日がやってまいりました。うなぎを召しあがった方もおいででしょうか。かば焼きはタレの香りもかぐわしいうなぎ、今や天然のものは絶滅が心配されるほどに希少になってしまいました。そのせいもあってか、一部ではうなぎの産地偽装が摘発されるなど、悲しい事件が起こっております。

うなぎの産地も問題ですが、人間が見栄を張ってもやはり良いことにはなりません……ということで、今回のタイトルです。

 

友達どうしのおしゃべりで「ああ、話を盛り上げようとしているんだな」と受け取ってもらえるならましなほうです。大変なのは仕事の場。見栄を張った結果「腕に覚えがおありなのですね、ではあなたにお任せします」なんてお言葉を頂いた日にはどうなることか! 信頼して任せてくださった方の期待も、自分への自信も、一緒に損なってしまうことでしょう。
つい話を盛ってしまう理由はさまざまかもしれませんが、特にお仕事においては過不足のない「本当」を伝えるのが一番です(当たり前のことですけれど……)

 

それでも口が滑ってしまったときはどうするかって? 実にシンプルな対処方法です……「すぐ謝ること」。
「ごめんなさい、話を盛ってしまいました」「そうなったらいいなとは思っているけど、まだそこまでは行っていないんです」……すぐにこうした言葉を続けることで、被害は最小限に食い止められることでしょう。
それが言いづらいんじゃないかって? もちろんそうでしょうとも! それを承知で、すぐに訂正することを強くお勧めいたします……残念な実例として、私のやらかしエピソードを紹介した上で。

 

私はかつて、姿勢の良さについてお褒めに預かったとき、「武道でもやっているのか?」と訊かれて「はい」と答えてしまったことがありました。
(実際に武道を体験したのは、友人に同行したり部活動の1日講座を体験したりといった数回程度です)
幸いその場は流していただけたのですが、このことを思い出す度に、自分の見栄っ張りも一緒に思い出す始末。姿勢に気をつけていたのは本当のことなのに、せっかくお褒め頂いた記憶を、自分の手でほろ苦い記憶にしてしまった……という、実に残念なことをしでかしております。

 

どうか皆さん、私のような思いはされませんように。話を盛るなんて、自分自身のせいでしかないぶん、後から思い出すとものすごく恥ずかしいですからね!

 

 

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コラムtoiroは、
発達障がいやコミュニケーションに苦手さを感じているご本人、学生さん、お子さんを応援するコラム。
名前は、十人十色からつけました。
読者の方にとって、少しでも役に立つヒントになればうれしく思っています。
不定期ですが、ちょっとずつ更新していきます。

この記事を書いた人
須藤真理子(Suto Mariko)

発達障がい当事者。地方都市でピアサポートグループの活動を行っています。
当事者の視点から、自分で試してみた情報の共有や周知活動に参加しています。
主な内容は「食生活と発達障がいの関係」「実際に役立った・便利だった二次障がい対処法」「日常生活での気づき」など。
好きなことは、絵を描くこと・物語を書くこと。
「二次障がいでつらいとき、ものづくりにエネルギーを使う」のは、かなり実用的な対処方法だとお伝えしたい次第。