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【特別コラム】強みと仕事

この特別コラムは、世界自閉症啓発デーに合わせて毎日配信するコラム。
簡単な説明ではありますが、自閉症・発達障がいのことをお伝えしていきます。
詳しくはこちら。

 

前回までのコラムでご紹介したように、自閉症には「3つの特性」「感覚面の特性」があります。障がい特性と言われるとついついネガティブなイメージを持ってしまいますが、強みとして活かせることがたくさんあるのも事実です。

 

例えば、自閉症の人は狭くて深い注意力があり、興味関心の高いことだと尚更ですが集中力高く取り組めることができます。仕事内容で例えるなら、検品、照合作業、入力作業、CADやプログラマーなど、細かな仕事を注意深く集中して働く方はたくさんおられ、研究職なども向いている仕事の一つかと思います。

また、視覚優位の特性も強みであり、目で見て理解することが得意なため、完成形を見せたり、やって見せる(実演する)ことで理解はとても早まります。物流倉庫やピッキングの現場など物の置き場がキッチリしていてやるべきことが一目瞭然だと、特性を活かして働ける場合は多いかと思います。

 

自閉症の人の強みについては挙げればきりがなく、繰り返しが得意であること、数字など特定のことに記憶力が優れていること、論理的な思考や文字情報の処理に優れているなどスキル面における強みもあれば、律儀であること、裏表なく誠実であること、真面目で素直であることなど人柄としての強みもたくさんあります。

私たちの知っている自閉症の人には、とても元気よく挨拶されるため、出社時における毎朝の挨拶が職場を明るく和ませてくれ、結果的に職場の社員みんなが元気よく挨拶できるようになり、活気ある職場になったという事例もあります。

 

強みと弱みは表裏一体です。自閉症の特性を強みと思って一緒に働くか、もしくは弱みとして受け止めるかは職場次第でもあります。自閉症の人が強みを活かせる職場と仕事にたくさん巡り会えるような社会を理想としたいです。

 

 

 

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